年間300台以上の『ルークリ』を施工しているかずやんがお届けする、
『ルークリチャンネル』をご覧いただきましてありがとうございます。
本日は、ちょっと眠くなるようなお話です。
そう、大切な、
『洗剤の基礎知識』について、お話をさせていただこうと思います。
【プロ】なら必須知識ですよ!
【個人】では、知っていると、おうちもキレイにできるかも?
まぁ、奥様をしていらっしゃる方々は、すでにご存じのお話なので、
世の男性の方々!
いろんな面で損ではないと思いますので、どうぞお読みいただければ幸いです。
【プロ必須知識!】洗剤の力!が理解できる洗剤の基礎知識!
洗剤について
洗剤には
いろいろな用途に合わせて、いろいろな種類の洗剤が存在します。
例えば、わかりやすいところで住宅用でみても、
お風呂用、食器用、フローリング用、洗濯用などの用途別があり、
それぞれの中で、色々な種類があり、
固形、液体、ジェル状などの形態まで違います。
また、同じ用途、種類の洗剤であっても、成分や濃度で大きく効果が変わってきます。
ここで、洗剤の基礎知識を知っておくだけで、
効率的かつ効果的な洗浄・清掃ができるようになってきますので、ご紹介させていただきます。
洗剤の液性
洗剤の基礎知識の根本です。
これは聞いたことがあるでしょう。3つに分かれます。
- 酸性
- 中性
- アルカリ性
例えばトイレ用洗剤を思い浮かべてください。
このトイレ用洗剤だけを見ても、
- 酸性 → 尿石など、たまってしまった長年のこびりつき汚れ用
- 中性 → 軽い汚れや付着したばかりの汚れ用(日常の手入れ用)
- アルカリ性 → カビ、黒ずみ、さぼったリング
と、汚れの原因によって洗剤の液性が変わってきます。
『ルークリ』においても同じく、
汚れの原因によって、洗剤の液性を変えることが必要になってくるんです!
液性の分類
液性というのは、その洗剤のアルカリ濃度(㏗値)で分類されます。
アルカリ濃度(㏗)による液性の分類
★酸性洗剤とは 酸性 ㏗1~3 タンパク質系の汚れに効果
弱酸性 ㏗3~6
★中性洗剤とは 中性 ㏗6~8
※他の洗剤能力で汚れを落としていき、手や素材に対してやさしい
★アルカリ性洗剤とは 弱アルカリ性 ㏗8~11
アルカリ性 ㏗11~14
※㏗値が高いほどアルカリ性が強く、ギトギトの油汚れでも落とせる
車の汚れのほとんどは、アルカリ性洗剤で落ちる?ってホント??
車内の汚れに焦点を当てると、
ほとんどの汚れはアルカリ性洗剤で取れるといわれています!
それは、
人が車を使用するうえで発生するほとんどの汚れが、皮脂や油が由来のもので、
酸性の汚れが中心だからという理由です。
酸性の汚れはアルカリ性で中和して落とす!
これがまず基本であると思ってください。(反対もしかり)
アルカリ濃度による汚れ落としの指標
アルカリ性の洗剤で、
アルカリ濃度(㏗値)によってどのくらいの汚れが落ちるのでしょうか。
油汚れのレベルの幅がとことん広い、住宅用で考えてみましょう。
上記は、界面活性剤などの化学物質が一切使用されていない、『アルカリ電解水』のみでの洗浄力の指標です。
じゃぁ、アルカリ濃度が高ければ高いほどいい洗剤なの?
実際に、アルカリ濃度㏗13.2の原液を、指で触ってみると、
指の表面がぬるっとしてきます。
これは、
指の皮脂が溶け出してきて、ぬるっとしているのです。
手への攻撃性は半端じゃありません。
だから、単純にアルカリ濃度を上げることが良い洗剤になるわけではありません。
例えば、食器洗い用の洗剤。
毎日の家事で使用するものなので、
手にやさしい中性の液性を持ち、
界面活性剤などの化学物質にを加えることによって洗浄力を上げ、
食器洗いの洗剤としての役割を出しているということになります。
ちょっと話がそれましたが、話も元に戻します。
希釈による㏗値コントロール!
また洗剤には、希釈して使うタイプの洗剤もあります。
参考までに、かずやんが使っている『アルカリ電解水』のデータを使って、
希釈によりアルカリ濃度の変化がどうなるかをまとめました。
㏗13.2のアルカリ水 ●㏗13.0のアルカリ水
原液が㏗13.2の『アルカリ電解水』なら、原液のアルカリ濃度が高いため、
100倍に希釈しても、㏗11.0の弱アルカリ性にならないレベルなのです。
また、原液の㏗値次第で、
同じアルカリ濃度の希釈液を作ろうと思ったらその希釈率も変わってきます。
メーカー側では、
どの汚れに対しては、アルカリ濃度の㏗値はこれが最適ってデータを膨大に持っており、
それに合わせて希釈率を公表しているのです。
また、
濃度が濃かったら、素材を痛める心配もあります。
当然、メーカー側もそれも考慮のうちです。
希釈タイプの洗剤では、
ちゃんと目的に合った希釈率にしなきゃいけないのが、おわかりいただけたと思います。
洗剤の量!
洗剤を多く入れると汚れも取れやすいと思いがちですが、
一般的な合成洗剤の場合は洗剤の濃度が0.1%程度のところが一番汚れ落ちが良く、
それより多く洗剤を入れても汚れ落ちがよくなるどころか悪くなる場合もあります。
先ほどの濃度の関係もありますので、
効果を求めるなら、濃度を濃くしたり、量をいっぱい使うなどするよりは、
2度洗いする方が効率的だということを忘れずに。
酸性の洗剤は?
基本的に、アルカリ性洗剤と同じ考え方です。
時間は?
付けおき洗いのように、時間を長くした方が汚れが取れるのかも?って思うこともあります。
っが、
やはりこれも、メーカー側の指示に従う事が重要です。
例えば、
パイプフィニッシュのように、
付けおくことで効果が表れる洗剤もあります。
しかも、どのくらい時間を置けば、こういう効果があると説明があります。
通常の洗剤においては、そういう表記はありませんよね?
ってことは、効果がないってことです。
ただ、このことは忘れないでください。
お掃除で洗剤を使用するってことは、洗剤の力を使ってキレイにするってこと!
洗剤の力!
洗剤の力を使うってことは、
汚れに対してきっちり、洗剤が染みこまなくてはいけません。
汚れに染みこむことで汚れを中和し、浮き上がらせて取るのです。
だから、
洗剤をなじませる!という意味合いでの時間は少しは必要であるといえます。
まとめ
①洗剤には、いろいろな用途に合わせて、いろいろな種類、形態、成分、濃度がある事
②洗剤には液性があり、
アルカリ濃度(㏗値)によって、酸性、中性、アルカリ性に分類され、
それぞれの液性やアルカリ濃度に、キレイにする汚れの対象が違う事。
また、化学物質を使用することで、洗浄力をコントロールしていること。
③車内の汚れのほとんどは、アルカリ性洗剤で取れる事
④希釈率や量は、メーカーの指示通りがベスト
※濃くしたり大量に使うよりは、2度洗いする方が効率的
⑤お掃除で洗剤を使用するってことは、洗剤の力を使ってキレイにするってこと。
いやぁ、今回はややこしかったですね。
でも、最後までお読みいただきありがとうございます。
この『ルークリチャンネル』では、
自分で試し、実践した範囲内ではありますが、
『ルークリ』に関する技術情報や、
洗剤、機器の商品情報を中心にお届けさせていただき、
クルマ関係の方々や、自分のクルマをキレイにしたい個人の皆様の
お役に立つのであれば幸いです。
以上、ルークリチャンネルのかずやんでした!
ではまた!
追記
2022.01追記
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